首取り


「....地下の場所は?」


小百合はか細く「受け付けです。」と呟くように言った。どうやら私のことが怖いのだろうか、全く目すら合わしてくれない。


「小百合。あいつら...「首取り」って一体何なんだ?実里は何者なんだよ?"あの女の人"って一体誰なんだ?」


小百合は秀哉の方へ目をやると、え?という顔で見ていた。


「..."あの女の人"....?一体誰です?」


「い、いや。名前は分からないんだ。だけど、実里みたいに盲目なんだけど、髪の長い可愛いっていうより綺麗の方の女の人らしいんだけど。」


「あぁ。それは誰から聞いたんですか?さっきの人達からですか?....あれの正体なら知ってます。
あれは....実里です。」


は?
私の中で?が大きく出てくる。
何を言ってるの?この子は?


「さ、小百合ちゃん?一体どういうことなんだ?教えてくれない?」


咲が恐る恐る聞くと、小百合はもうやけくそみたいな感じで教えた。しかも実里をさん付けではなくもうタメ口状態だった。


「そのままですよ。その女の人も実里。今暴れてるのも実里。実里なんですよ。実里は私達がこの旅館に来てからもそうでした。ある日には少女。ある日には老婆。ある日には美女。