首取り


「....それからは妹は地下へ、私はこの旅館で働くことになりました。「妹を解放して欲しかったら二十人は殺しなさい」と言われて、今夜のようなことが来る事をずっと待ってました。この前までは全然来なかったのですが、何かトンネルであったのか多くの人がここ最近になって来るようになって、昨日は少し、今日は総取りみたいな感じで「首狩り」が開始しました。....私は一人でも殺そうとしましたが、源太さんに「とろいから調理場の保管室で待ち伏せておれ」と命令されて待機していたんですが、あまりの腐臭で気を失ってしまっていて...起きた時には皆さんの怒鳴り声が響いてた状況でした。」


だからか。ようやく身体半分が血に染まっているのか分かった。寝てたからか....それに、源太さんが調理場に入って、咲をくまなく探さなかった理由が分かった。小百合がいたからここにはいない。でも一応出待ちしておくか。という事だろう。それよりも....


「え?ちょっと待って?....小百合ちゃん、"地下"て?」


風華のお母さんが素早く反応するが、蘭以外は皆その事には反応していたみたいだった。
そう。地下。この旅館にそんな所があるなんて....だとしたら....


「小百合ちゃん!!そこに風華がいるの!?教えて!!」


風華のお母さんはがっつくように小百合の肩を掴み、強く揺さぶった。秀哉と咲もその事を早く知りたくて前かがみになっていた。実際私も小百合の胸ぐらを掴みたかった。それ程早く恵美の場所が知りたい。