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日が差し込む中でいつもの様に教室で読書。それはいつもの日課のようなものだった。周りは笑い声で溢れていて喧しくてうざったい。耳から入る情報が多すぎて、物語が想像出来ないし目だけで文字を追ってしまう。ここで発狂でもして、この爆音教室を静寂教室に変えてみたいものだ。
図書館ならこんなことは無いのだが....図書館は静かで、本当に物語に集中出来る。図書館は私達読書にとって聖地以外の何物でもないとすら感じてくる。だか、あえて私はこの教室に居続けた。ストレスで身体が押し潰されそうになるのを必死に耐えて、重い手でページをまくる。
こんなことをしてまで教室にいるには理由があったのだ。私はチラッと本を壁に右斜めの方を見る。そこには女子が何人も集まっていて、色んな話で盛り上がって楽しそうにしている。だが、その中で一人だけこちらを見ている人物がいて、こちらと目線が会った。私は反射的に目線をその人物から文字だらけの紙へと目線を移した。
ふ、不自然だったかしら?外すにももう少しゆっくりと目線を逸らした方が....いや、そんなの出来っこない。顔に出てない?赤くない?鏡が凄い欲しい。
鏡がないから手で顔を触り、本に隠れてセルフチェックをする。特に異常はなく、ホッとするも目線が合うのがとても胸が苦しく、身体がボッと暑くなってしまう。あの人と目線が合うとすぐにこうだ。落ち着いて目線を合わせることが出来ない。



