「い、痛ッ!!」
「我慢しなよ。私達は痛いじゃすまなかったんだから」
力を少しづつ込めていくと、暴れていた足も収まって大人しくなった。
はぁ〜。危ない所だった
「秀哉。そこのホースを取ってきて。この子の腕を縛っておきたい。あと愛梨とおばちゃんと....蘭。この子を抑えるの手伝って。」
そう言うと秀哉はホースを蛇口から抜き取り、こちらへ向かってくれた。
おばちゃんと愛梨はすぐさまこっちへ来てくれたが、蘭は少し戸惑っていた。そんな蘭の事を気が付いた愛梨は、一・二言話すと蘭も渋々押さえつけるのも協力してくれた。蘭は抑えながらも「...ごめん。さっき押し倒したりしちゃって....」と小声ながも謝ってくれた。私は何故か自然と微笑み「私こそごめん。あんなこと言っちゃって」と謝り返すと、蘭も私に合わせて微笑んでくれた。
みんなの協力のおかげで手を後ろに縛って、あの部屋の戸の横に座らせた。相変わらず頭が安定せずにゆらゆらと頭を揺らしている。このまま死ぬんじゃないか?と思える程明らかに弱っている。
「さて。....これから幾つか質問させてもらうよ?」
秀哉が小百合ちゃんの前に立ち、周りを私達で囲っている形だが、イジメと思ってしまう。
秀哉はしゃがみ込むと、胸ポケットからゴソゴソと何かを黒い物を取り出して小百合ちゃんに見せるようにした。



