「....そうね..」
秀哉が明るくそう言い放った。何でこんなに明るいんだ?おかげで愛梨も不思議がっているぞ?
その原因はすぐに分かった。秀哉は明るく言葉を発しながらも、チラチラと黒いカーテンがかかったあの部屋のことを気にしている。
まさか....
ゾクッとする。秀哉はあの部屋に、風華と恵美"だった"肉塊が吊るされているのかと疑っている。だが、秀哉はそんなことを信じようとせず、無理やり笑顔を作っていたのだった。
「秀哉!お前まさかとは思うが、あの部屋に風華と恵美がいると思っているのか!?」
私は秀哉に歩み寄った。秀哉は「なんだよ?...」と言うが、声に覇気はないし弱々しかった。自信も無くなってきているのか、いつもみたいに目を見て話すことすら放棄していた。
そんなことを考えもしなかったおばちゃんと愛梨は目を丸めていて、顔を真っ青に変えていく。だが、蘭は何故か私を睨みつける。なんでだよ!!何でこんな時にまで突っかかってくるんだよコイツ!っと心の中でツッコミをしながら私は蘭の目を気にせずずんずんと歩み寄る。
「秀哉。あんたが信じてないでどうすんの?風華と恵美はまだ生きてる!そうなんじゃないの!?ねぇ!!」



