「変わったんじゃない元々こうなんだよ。お前がただ気付かなかっただけだバガが。
まぁテメェらは必死こいているはずもない二人を探して来いよ。俺は一人でも脱出する。....一つアドバイスしてやるよ。二人を見つける時はスコップを用意しときな。穴を掘ってけばいずれ見つかるさ。ハハッ。」
そう言って辰吾は部屋を慎重深く、静かに出て行った。
しばらく沈黙が続くと秀哉はため息を吐き捨ててその場に座り込んだ。
その顔には複雑な印象を感じられた。多分辰吾の言葉が思った以上にキツかったのだろう、私自身も恵美と風華の二人が無事かどうかも信じられずにいた。
「.......今こんな事しててもしょうがねぇ。ずくに探しに行こう。」
「どこか目星つけている所はあるのか?」
「一番有力なのは受け付けとか、実里の部屋だけど....あんまりあそこには行きたくねぇな....」
「何を言ってるの?行きたい行きたくないの問題じゃないのよ?貴方分かってるの?」
「ちょ!愛梨!!あんまりキツイ言葉は控えなさいよ。ね?」
もう蘭は愛梨の言葉のストッパーと化していた。秀哉に嫌われたくないからだろうが、秀哉と付き合えることはないし、むしろ愛梨に引かれるんじゃないのか?
いや....もう少し引かれてるか....



