まさか!!実里か"あの女の人"?それともおじさんと幸江さんが追いかけてきたのか?

私はバッと後ろを振り向くがそこには息を切らせながら私達をただただ見ている秀哉とおばちゃんと辰吾がいるだけだった。
だとしたら蘭達は何であんなに驚いた表情をしていたのか?本当に私を見たから?

そう考えていると私は蘭に腕を掴まれ、無理矢理引っ張られていった


「えっ!?ちょ、蘭!?」


私の言葉など知らんぷりといった感じでドンドンと歩いていき、すぐ近くの部屋に入り私は部屋に投げ出される形で蘭に投げられた。
投げ出されたのには流石に腹が立ち、蘭にガンを飛ばすが蘭は緊迫した顔でこちらをじっと見てきた。後ろから慌てて秀哉達や愛梨が部屋から続々と入ってくるのが見えてきた。


「....咲。あいつら一体何なの!?いきなり廊下側から悲鳴がすると思って顔を覗かせたら、実里がドンドン人を殺していくじゃん!あんなの普通じゃない!!
あんた何か知ってるんじゃないの!?アンタとこんな偶然会う何て普通に考えたらおかしいよね!?何か裏で糸引いてんじゃないの!?」


「蘭....落ち着きなよ。外に響く。私は咲と話したけど、むしろ咲は情報を知ってるどころかこっちに聞いてきたの。咲自身今何が起きてるのか分からない状態よ。一旦落ち着きましょ。」