首取り

ボキッバキッ!ベキッバキッ!

っと今まで聞いたことのない骨の音がした途端美津ちゃんは大量の血を口から吐き出した。その血はホースから出る水の如く大気中に撒き散らかされ、惠津子さんの全身は美津ちゃんの血であっという間に覆い尽くされた。

美津ちゃんは口を大きく開き、目玉が出てきそうなくらいに見開き、白目をむいていた。
実里ちゃんの足が美津ちゃんの背中から離れると美津ちゃんは踏まれていた反動で上がった頭が勢いよく落ちて、舌をだらしなく垂れ下げ、それっきり動かなくなってしまった。

一瞬のことで私達と惠津子さん、その他の客も全員凍り付き、誰一人として恐怖の声をあげる者はいなかった。実里ちゃんのあの可愛らしい顔が今では恐怖の対象でしか感じられなく、実里ちゃんは見えない目を閉じて、キョロキョロし始めた。

何で美津ちゃんがこんな目に、実里ちゃんに何が起きてるのかは答えられるのは誰もいないだろう。私は頭の中で色々と疑問をぶつけ、全てクエスチョンで返ってきたのに必死にまた疑問をぶつけて、回答を求めようとループが続いていた。

惠津子さんは開いていた両手はいつの間にか閉じていてブルブル震えていた。その震える手は次第に美津ちゃんに目掛けて伸びていく、私は惠津子さんに危険を感じて止めに行こうとしようにももう遅かった。

惠津子さんは今にも倒れそうな姿勢で潰されて生気が感じられない美津ちゃん目掛けて走っていった。