美津は少しづつその場から離れようとガタガタ身体を震わせながら移動していくが、それに何となく気付いた実里は美津の方を見てゆっくりと近づいていった。
このままじゃお姉ちゃんが危ない!助けなきゃ!
そう思うが実際には声が出なかった。恐怖で自分は覆われていて完全に動けなかった。恐らくここで声を出せば美津は助かって自分は殺される、だが声を出さなければ自分は助かる。この二つの選択のどちらかをとるかによって自分の命運が変わる。まだ死にたくない。だが、助けないと。
そう思ってると信二のあの言葉がふと思い出されてハッとする。
そうだ。僕がお姉ちゃんを守らないと...お姉ちゃんを守れるのは僕だけだ!!
決心が固まり、実里を睨みつけた
お姉ちゃんには手出しさせない!
優人は勢いよく息を吸って吐くようにして実里の注意をそらそうと大声を出す....
....予定だったのだが、またしても声が出ない。言葉が喉のところに突っかかって上手く喋れなかった。身体は硬直しきっていてただ棒立ちしていた。
何で?何で声が出ないの?このままじゃお姉ちゃんが!
実里の手が段々美津の所まで伸びていった。焦りを感じてまた声を出そうにもまたしても出なかった。美津は伸びてくる手に耐えられなくなり、その手をサッと避けると涙を流しながら一目散に廊下の奥へ走っていった。
このままじゃお姉ちゃんが危ない!助けなきゃ!
そう思うが実際には声が出なかった。恐怖で自分は覆われていて完全に動けなかった。恐らくここで声を出せば美津は助かって自分は殺される、だが声を出さなければ自分は助かる。この二つの選択のどちらかをとるかによって自分の命運が変わる。まだ死にたくない。だが、助けないと。
そう思ってると信二のあの言葉がふと思い出されてハッとする。
そうだ。僕がお姉ちゃんを守らないと...お姉ちゃんを守れるのは僕だけだ!!
決心が固まり、実里を睨みつけた
お姉ちゃんには手出しさせない!
優人は勢いよく息を吸って吐くようにして実里の注意をそらそうと大声を出す....
....予定だったのだが、またしても声が出ない。言葉が喉のところに突っかかって上手く喋れなかった。身体は硬直しきっていてただ棒立ちしていた。
何で?何で声が出ないの?このままじゃお姉ちゃんが!
実里の手が段々美津の所まで伸びていった。焦りを感じてまた声を出そうにもまたしても出なかった。美津は伸びてくる手に耐えられなくなり、その手をサッと避けると涙を流しながら一目散に廊下の奥へ走っていった。



