首取り

私は話をし終わったと同時に秀哉はすぐに口を開かせた。


「...早く探しに行こう皆で。色々と気になる点はいくつかあるけど、そんな風華の居場所を考えるより、動いた方がいい場合もある。街の中で探すんじゃなくてたった一つの敷地内を探せば良いだけだ。だけどただ何も考えずに動いてもしょうがない。まずは皆で小百合ちゃんの所へ行こう。喋ってくれるかどうかは分からないけど、俺らの真剣さが伝われば隠れ場所的な所くらいは教えて貰える筈だ。」


秀哉は本当に頼りになる奴だ。こんな時にちゃんとリーダーシップを取ってくれて、持ち前の判断力や知識で皆を動かしてくれる。
三人とも異論は無く、大きくうなづいた。


「よし!じゃあ行こう!」


秀哉を先頭に部屋を出ていくが、おばちゃんは何故かあの白い花のことを気にしていた。何かあったのだろうか?


「おばちゃん?」


私が一声掛けるとおばちゃんはハッとして急いでスマホを操作し始めた。私がその光景をただ見ていると、玄関の戸に手をかけかけた秀哉達も気づいて、おばちゃんの元へ駆け付けてきた。
おばちゃんは素早く動かす指を止めたと思うと「見つけた....」とボソッと呟く。
三人の目線が一気にスマホ画面に向けられ、そこにはあの掛け軸の所にある白い花の画像が載られていて、その下には花言葉がズラッとあった。