首取り


「じ、じゃあ。小百合ちゃんは今何歳なの?」


これ位なら大丈夫。っと思っていたが、これすら小百合ちゃんと会話する材料にもならなかったようだ。


「それも....答えたくありません。」


年齢すら答えてくれないとなると逆にどれは答えてくれるのか知りたくなるが、それを聞くとクレーマーみたいな感じだから嫌だった。


「...好きな食べ物は?」


ため息混じりの質問をするが、結果は同じだ。今後も二・三個質問をしたが全部「答えたくない」だ。全く意味が分からない。彼女は何を恐れ答えをしてくれないのか。

これじゃあ何も分からず終いになってしまうがそれはダメだ。風華を見つけるためには舞台である環境をよく知っておかないといけない。風華が隠れたか誘拐されたとしたら何処に隠れやすいのか、怪しい客を知ることが出来て分かることがあるのだ。



「....ねぇ小百合ちゃん?逆に何なら答えてくれるの?会話が出来るの?聞きたいことが一つだけあるからそれを聞いたら帰るから、答えてくれないかな?」


このままでは埒が明かないと思い、言ってみたが希望は薄いだろう。でも、もしかしたら「一つだけ質問に答えれば終わる」ことを意識して少しでも喋ってくれるかな?そんな風に思うが人はよく分からない。彼女の意思は変わらなかった。


「全部答えられません....!まだ仕事残ってるので失礼します!ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!」