♪〜
返信音だ....
私は恐る恐るスマホ画面をみた。
『今旅館の何処かにいるよ〜』
風華からだ。風華からの返信だ。
私は泣きそうになり、目を手で抑えた。安心感でいっぱいになって私はそこに崩れ落ちそうだった。
私は残る力で素早くスマホの文字を打つ。
『電話しよ。お願い。』
私はすぐにでも昼に聞いたあの不審な風華じゃなく、普通の。何の疑いもない風華と話をしたかった。無事を確認したかった。とにかく声が聞きたかった。その一心で電話を求めたが数秒後にきた返信は期待を裏切る形になった。
『ダメだよ。電話したら他の物音が聞こえたりすると何処に隠れているかバレちゃう。頑張って見つけてね。』
『なんで?一言だけでもいいからお願い!』
私は必死になって電話しようとするが、それ以降。私が何度もメッセージや電話をしても風華が答えてくれることは無かった。



