首取り



「ねぇ聞いてよ咲ぃ。露天風呂に入ろうと思ったら露天風呂から変な臭いするんだよ。今日ここまで来たから疲れてて私も愛梨も頑張って疲れを癒そうとしたんだけど、もう限界!あんな臭い露天風呂何て初めて!咲!露天風呂には入らない方がいいよ!マジで臭いから!!」


「あ....ああ。分かったよ....」


さっき入ってきた時の臭いはこれか....確かに臭い。きっと露天風呂は凄まじい程臭いんだろうな....
これじゃあ疲れたまま。辛い....


「....咲さんは何でここの旅館に来てるの?....」


愛梨は小さい口で私に話しかけてきた。正直癒しの場が無くて少なくともショックしてるのであまり答えたく無かったが、愛梨達は被害者の方だから私は無視することは出来なかった。
愛梨はじっと見つめてくる。正直愛梨は何を考えてるのかさっぱり分からない。変に嘘をついたらバレるな....


「風華を探しに来たの。電話でくる?って言われたんだけどまだ会ってないの。」


私は男口調をなるべく出さないように頑張って言ってみた。

....大丈夫かな?....変に思われてないかな?

私はチラッ愛梨を見ると愛梨は少し驚いた感じだった。いつもは小さく閉ざされている目が開けていて口は少しだけ開いたままだった。

え!?そんなにオカシイの!?

驚きとショックが隠せないでいたら、いきなり蘭が会話に飛びついてきた。