「あーッ!おじさん!あと実里ちゃん、幸江さん、おじさんとあともう一人の従業員が何処にいるか分かります?」
期待しかけた自分を殴ってやりたい。
やっと分かると思ったらまさかの的外れだった上にまた無駄話。
もうこの場から離れたくてしょうがなかった。
「あ〜小百合ちゃんね。ハイハイ。小百合ちゃんはトイレ掃除か、その付近の誰もいない部屋を掃除しとるよ〜」
「あっ。ハイ。分かりました。じゃあこれで失礼します。」
「あ〜!待ってってお嬢さん!折角だから自慢の露天風呂入りな。旅疲れしとるじゃろ?疲れも吹っ飛ぶぞ〜。」
長話を聞きたくないが故におじさんの話を何回も切っちゃったからな。流石にここで断る訳には....流石に可愛そうだし....
「あっ。ハハハ....分かりました。じゃあお言葉に甘えて....」
私はそのまま断れなく、吸い込まれるように女湯へ入った。
ぶっちゃけて言うと精神的にも身体的にも一休み入れたいと思っていた所なのであまり悪い感じには思わなかった。
中は体重計と鏡にクシ、服を入れるカゴが用意されていた。カゴは案外多いが中はスッカラカン。誰もいない....それに....ちょっと臭う....
「あ〜〜!!!!何で露天風呂自体が臭いのよ!!!これで臭いが体からとれなかったらあのジジイの骨へし折ってやる!!!ねぇ!?愛梨!?」



