「おぉぉぉ!!だ....大丈夫大丈夫!!!」
私は秀哉の手を振り払って数歩後ろへ下がった。秀哉は「ハッ。本当に大丈夫かよ。」っと微笑した。
はぁ〜ビックリした〜。さて....誰だ?私の背中を押してくれた馬鹿野郎は!?
私は一つ二つの文句をくれてやろうとバッと振り向くが誰もいなかった。
は?何で?
少し混乱してふと下に目線を向けると小さい可愛らしい女の子がポツンと立てっていた。ツインテールで髪を縛っていて、可愛らしい服を着ていた。また感じ小学生の三・四年生あたりかな?
「美津!待ちなさい!!あっ。すいません!!家の子が....」
そう言って猛ダッシュで向かいながら頭を下げてくる女性に私はキョトンとした。
その女性の後ろから大人の男性と小さい男の子が小走りで追いかけてきた。
「コラッ美津!何で先に突っ走っちゃうのよ!?」
その女性はヒザ立ちをして女の子と同じ目線の高さでそう言った。
「だって早くお姉ちゃんに会いたかったんだもん。」
「だからって走って人にぶつかっちゃダメでしょ!!もう....本当にすいません。」
「あっ。いえいえ。大丈夫ですよ。親子さんですか?」
「ええ。家の長女がここをエラく気に入ったもので誘ってきたんですよ。就職してからちょうど一年会ってませんでしたから....せっかくなので家族で来たんですよ。私は沢村 惠津子といいます。夫は沢村 信二。この子が長女 沢村 美津。あの子は長男沢村 優人です。どうぞ宜しくお願いします。」



