晴れ渡る空の下で、君のために風となる。

でも、現実は現実として受け止めなくちゃいけない。

やり残したことはないかと考えた末に、行き着いたのが君だった。



陸上にひたむきに打ち込む君は、きっと素敵な女の子なんだろうなぁってずっと思ってた。

その背中に力を貰うだけでいいと思っていたのに、それだけじゃ満足出来なくなっちゃって、何とかコンタクトを取る方法を考えて。

ストーカーっぽいよなんて言われながら、嫌がる彩音に手紙を託しました。


初めは何を書いたらいいのか全然わからなくて、緊張して、字が汚くなって何度も書き直したりして。

言いたいことや話したいことを厳選しては字に起こして、手紙を書いた。

そんなだったから、登坂さんから返事が来た時は本当に嬉しかったなぁ。


登坂さんとのやり取りのおかげで、毎日がすごく楽しくなった。

彩音が病室に来る度に手紙の有無を聞いて、一喜一憂したりして(笑)あまりにしつこくて、一度本気でキレられたのも今となってはいい思い出です。