わたし、木葉。

中学2年。


今日は学校が休みなので、幼なじみの尚(ひさし)くんの部屋に

午前中からこうして遊びに来ているわけなのだが……


『ちょっと、繋がってみない?』


そんなことを言って取り出されたのが、手錠だった。


尚くんは、高校1年の16歳。

かっこよくて、背が高くて、優しくて。

わたしの学年にもファンが多いくらいの人気者。

同じ中学に通っていた頃は、いつだって、女の子に囲まれていたよね。


そんな尚くんは……

学校とか外では爽やかイケメンなのに

2人きりになると不思議なことを言う。

今みたいなのもそうだけど、


たとえばーー