芹明「嫌でも結婚させられる相手だ。こっちに有無を言わせる気がないことくらいわかる。」

空明「芹明が物分かりのいい娘で良かったわ。」

芹明「もう用はないはずだ。用が済んだなら早く帰れ。」

真海「芹明。口調なんとかならないのか?」

芹明「あんたらの血を受け継いでんだ。無理に決まってんだろ。」

連「親なんだからさ、少しは敬えよ。」

芹明「敬うような親じゃない。」

珠明を含め、私たちのことは榊たち執事に任せっきりで。

真海「連くん。大丈夫だ。芹明にこう言われても仕方ないことくらいわかってる。」

わかってんだったら言うな。

めんどくせーんだよ。

いちいち。

芹明「めんどくせーんだけど。いちいち。」

空明「連くん。芹明のことよろしくね。真海、行くわよ!」

お母さんの方が立場が上なのか。