「なんのご用で?」 「俺友達と来てるんだけどよかったら来ない?君一人みたいだから」 「あ、連れがいるので」 「えー?その子も一緒においでよ」 「いやー…」 「遠慮すんなって!君の友達なら可愛いんだろうね」 「遠慮と言いますか…」 その子は男なんですよ。 残念ながら。 「ま、とりあえずこっちこいよ」 「え?」 手を引かれるままズルズルと引っ張られる。 怖い、助けて。 助けて凛ちゃん。