「俺も…もう彗月だけいればいい」 「凛ちゃんたら大袈裟なんだから」 その言葉が私とは違う意味でも嬉しいなんて言えるはずない。 凛ちゃんを諦めることなんてやっぱり無理なのかも。 声を聞いただけで決心がつかなくなるし、その瞳に見つめられたら何もわからなくなる。 嬉しくて、悲しくて、とっても安心したんだ。 少なくとも残り半年は凛ちゃんの一番でいられるんだから。