「好きなんです、緑川さんが!」 「はぁ…それはどうも」 曖昧に笑って誤魔化そうにも上手くいかない。 熱意が強すぎて流されそうになる。 タイプで言ったら凛ちゃんとは真逆。 いつも眠たそうで、熱意どころかそれを伝える気力すらない凛ちゃん。 「優しいところや…」 私の良い所をどんどんと上げてくれる君のほうがいい人だと思うの。 だって私、君の名前なんて覚えてないんだから。 騙されてるんだよ、君が思ってるほど私はいい人じゃないの。