男子生徒が彗月の手を取り何かをまくし立てている。


必死な男子生徒とは対照的に驚いているような、呆れているような様子の彗月。



湧き上がってきたのは、憎悪と羨望とをぐちゃぐちゃにかき混ぜた汚い感情。





好き、と伝えられるなんて羨ましい。

触るな。

話しかけるな。





頼むから他のやつに笑いかけるな。