「何でですか!俺も赤がよかったです!」 「茜はどこだったんですか?」 「黄色です!」 「あー、ぽいわ」 「ぽいですね」 「そうですか?先輩たちに言われると照れます」 対照的にニコニコと笑う彼は、赤井茜(あかいあかね)。 彼は一年生。 お兄さんが私達の先輩で、忘れ形見のような存在だ。 スポーツ万能でたくさんの部活から未だに声がかかるが、なぜか私達と部活をしている。