闇に染まった桜Ⅰ‐伝説の元姫‐





そう思ったら、








『雷…ッ………………雷ぃ……………ッッ』







「雷」と言いながら泣いている少女。







梨衣だ。









俺は馬鹿だった。








あの時、あんなにも雷の事を好きと言っていた梨衣が大翔にあんな事言うはずない。