「卒業のお祝いになにかして欲しいことありますか?」

私は先輩の鳩尾あたりに頭をおしつける。

「キスして。」

私は先輩の顔を見上げた。少しだけ、赤くなってる。

「先輩、椅子に座って目を閉じてください。」

先輩は近くにあった椅子に座り、きちんと目を閉じる。

私は先輩の唇に自分の唇を重ねた。

ゆっくりと、顔を離す。



「ごちそうさま。」


いたずらっ子のような笑みを浮かべる先輩を本当に愛しいと思いました。