「はぁ、緊張したよ~」

安堵をつく、流愛ちゃん。


机にうなだれる。


「良かったよ~流愛!

ナイス スピーチ!」

おだてるゆゆ。


いいな、二人は席が近くて。


ぽんやりと、していると次の自己紹介が始まる。


黒髪の着崩れた制服が目につく。


入学式で目が合った人だ。


「柊 廉〈ヒイラギ レン〉。よろしく」


短い自己紹介だな。

あの人…何か。。


何だろ、もやもやする。