「同じクラスの柊 廉くん。幼なじみ何だ」

柊 廉…?

ああ、事故で入院してる男か。


かなりのイケメンだと、女子が騒いでた。

来週には、退院すると聞いたが……

「へ~、そうなんだ。」

棒読みで、喋る俺に気にしないって、感じで話す天宮。


「好きな人いる…?」


それを俺に聞くか。


「いるよ、誰だと思う…?」


真剣な顔して、言う俺を彼女の瞳が見開く。


「分かった。流愛ちゃん?それかゆゆかな?」


…………おいおい。


伝わってなかった。