「今日は、ゆっくりして行きなさい。お父さんとお母さんが迎えに来るから」


そして、2人っきりの部屋。


なんだか、ソワソワしてしまう。


まだ、私には廉くんと言う幼なじみがいたことは覚えていない。


写真を見ても覚えてないんだから、よほどのことがない限り、記憶は戻らないだろう。



けど、初めて合った気がしないのは特別のなにかがあるからで………


廉くんは、わたしをどう思ってる…??


「えっ………?急に何?」


えっ、あれ…?

もしかして、声に出てた?


どうしょう、恥ずかしいと俯く。


「幼なじみ…とは思ってないよ。俺は……「優瞳、あのね」」


幼なじみとは思っていない……………



その言葉がショック過ぎてゆゆが喋りかけても私の耳には届かない……ー