ふと、廉があるものに気が付く。


星型の少し大きめの箱。


「なんだろう、こんなの部屋に合ったかな?」

気になった私は恐る恐る箱を開ける。



「これ……………」


写真の裏に書いた文字を見て廉は固まった。



「母さんと、父さんの字だ。なんで………こんな」



廉の頬に涙が伝う……………





廉は、悪くなかったのに傷つけてしまった。


きっと廉は、心に傷を持ってしまっているだろう。



私達はどうしたらいい分からない。


素直に謝れば良かった。


もう一度、やり直そう。


“家族”を…………。


私達は、廉を愛してます。。





涙が止まらなかった。



私まで、潤む瞳を止めることができなかった。