★優瞳side★


隣に座ってハンドルを握る父を眺めた。


お母さんの、遺した宝物って、どんなモノ何だろう…

高価なモノ………?

違うきっと。


そう言うものならきっと探させないと思う。


廉くんと一緒に探してなんて


一体………


なんなんだろう。


「お父さんは、お父さんの宝物はなに?」

もう少しヒントが欲しかった。


なのに………


「お母さんの、宝物とお父さんの宝物は、一緒だよ」

と、言われた。


両親、同じに想う宝物って


なんなんだろう。


「ますます、わかんないよ」と言うと


そうか、と笑うだけ………


話しても、無理だと気づき、急に眠気に襲われそのまま、夢の中へ入ってく。。