帰ってく、柊 廉を追いかけた。

「待ちなよ。あんたさぁ、優瞳のなんなの?

結希子さんって誰だかわかっていってんの?


答えなよ」


向き合う形で、視線が交わる。


熱い視線ではない、鋭い視線を投げかける。



「笹原ゆゆ…。いや、ゆっちゃん」


!!!!


「なんで、その呼び名で呼ぶのは1人しか。あんた、もしかして…れっくん?」

れっくんは、あたしと優瞳と共に過ごした幼なじみ。




優瞳の母…死後、急な引っ越しで会わなくなった。