お墓で、手を合わせている優瞳に俺は、近づく。


「優瞳」


優瞳が振り向くと、目を見開いて俺を見ている。

俺の手には、小さな向日葵。


「優瞳のイメージ。いつも明るく元気な優瞳はぴったりだ。

優瞳にあげる」


優瞳は、お花を受け取ると笑って答える。


俺は、真っ直ぐ墓に近づくと屈み手を合わせた。