いつだってヤキモキさせられる。


「優瞳…!」

グィ、と自分側に引き寄せ、相手を睨みつけた。

栗栖 瞬の眉に皺がより、それは一瞬で消えた。


何もわかりません、と言う感じの優瞳。


「俺………あんた嫌い。


かっこよすぎて…」


瞬が言う。 

「気が合うな、俺もあんた嫌い。


腹黒王子様…」


!!!!!


お互い、挑発しながら話す二人に周りのギャラリー達がどよめく。