飢えたヤローばっかりかよ、と呟く。


吐き捨てる様に、言った言葉を拾ったのは



「なんだよ、王子様はお怒りか?


ちゃんと守らないと喰われちまうぞ!」

栗栖 瞬が居た………ー

「おまえには関係ないだろう」

「栗栖くん、おはよ」


そして空気の読めない優瞳。


ピリピリした空気が、一瞬張り詰める。


気づかないのは、優瞳だけ。


本当に、天然小悪魔だよ。