溺愛されてもわからない!のレビュー一覧
5.0
田舎で母娘力を合わせて生きてきたすみれ。
ある日、母親から再婚話を聞かされ、ちょっと寂しいけれども了承。
ど田舎から東京へと向かったけれども、相手はふたりの子持ちのヤクザですか?
……という出だしから波乱万丈なハートフルコメディです。
作者様特有の軽快な文章で、シビアな状況のはずなのに思わず笑ってしまうシーンが多々あります。
新しい兄弟との葛藤、主人公の恋と友情。
難しい問題がいっぱいあって、ついつい先延ばしにして後悔して。
すみれちゃんが(運動神経が凄いけど)等身大の女の子で、だからこそ共感して読めました。
あなたは必要な人だよと、ひとりじゃないよと、物語を通してじっくり語り掛けてくれます。
楽しく読めてお勧めです。
この物語は沢山の“愛”が詰まってる。
人生には分岐点があり、その度に取捨選択しながら生きていく。友情か恋愛か。家族か恋人か。自分は誰が好きなのか。悩みながら人は選び、自分のその手で未来を掴んでいく。
お話の中、まるでこの主人公は自分のようだと錯覚する場面がいくつかあって。多くの方が共感するのではないかな、と思います。誰もが持っている孤独感。子供の頃、思春期の頃、大人になってさえなお、孤独は付いて回ることがある。どこにも居場所がないように感じて、逃げたくなることがある。本当に辛かったら逃げてしまって構わない。けれど少し、ゆとりが生まれたら心を研いで感じてみて欲しい。今まで自分がしてきたことを誰かが見ているはずだから。あなたは要らない人ではないよ。お話の中からそんな声が聞こえてくる気がします。
家族も未来も恋愛も、初めから用意されたものではなくて、作っていく事が幸せに繋がっていくと思うから。
溺愛と一言で言えど色々ございまして、、、
田舎で育った一人の女の子、すみれが
母子家庭である境遇から母親の再婚を期に
その環境は一気に変わり。
慣れない都会での暮らし、学校、友達、義父、義弟、そして、義兄。
それぞれとの関係に悩み、ぶつかり、時に困難な状況に陥ったり……けれど持ち前の明るさと田舎育ちによる野性的!?本能で一つ一つ確実に乗り越えていくと言う少し風変わりなシンデレラストーリー。
溺愛と言えどそこには単なる恋愛ばかりではなくちゃんとした家族愛も描かれていて読んでいくうちに自分自身もその家族の輪に入っているような感覚に陥ります。
笑いあり涙あり、そしてもちろん溺愛ありの大満足ストーリー是非、お薦めします‼