好きだと思うんですがっ!?


あたしがお財布を出そうとしてる間に、星野くんが代わりに支払ってくれた。


「あっ、星野くんお金。ちょっと待って」

「混んでるからさっさとそれ持って」


もうすぐ映画の上映時刻。そのせいで売り場の近くは人でいっぱいになっていた。

お財布をポケットにしまう星野くんに代わり、あたしが購入したそれらを持った。

けど、それもすぐに取り上げられてしまう。


「もう席空いてる時間だろ? 俺がこれ持っとくからシアター何番か確認して?」


そう言ってチケットを2枚渡された。


「えっと、シアター1だって」

「なんだ。じゃあこっちだな」


一瞬案内表示に視線を投げた後、スタスタと歩き始める星野くん。

その行く先で待ち伏せているスタッフの人に2人分のチケットを渡し、半券を受け取ってシアター内に入っていく。

席は真ん中寄り。

あたし達は並んで座り、ポップコーンのセットを椅子のドリンクホルダーにセットした。

器がホルダーにセット出来るようになっていると、売店のおねーさんが教えてくれていた。