「遊びにいくよ。けど、いつになるかは分かんないけど」
星野くんがなかなか予定決めてくれないからこっちの予定も立てれないんじゃん。
そう思って、隣に立つ星野くんに抗議するみたいに視線を送ると……。
「……なに?」
って言いながら、あたしの事をじっと見つめてる。
なに? は、こっちのセリフだ。
そう思えるほど、星野くんはじっと、あたしを見つめてる。
熱にほだされたようなトロける瞳。
ーー星野くんは、あたしの事が好きだよね……?
思わず吐き出しそうになった言葉を、あたしはぐっと堪えた。
星野くんがあたしから視線を逸らして、寒そうに背中を丸めたから。
最近、このセリフを言いそうになる回数、増えてる気がするな……。
そう思いながら、あたしは別の質問を口にした。
「明日、何時に待ち合わせする?」
寒そうな様子で星野くんは白い息を吐き出した。
「そうだなー。13時とかは?」
「うん、いいよ。ってか、最終的になに観るの?」
「浮田が観たいのでいいよ。今回は俺が奢る側だしな」
ふむ、と一度脳内の情報を整理した。
最近、どんな映画してたっけ……?



