なんだそれ。
「そんな感じで決めちゃえるんだ?」
それならどうして前もって予定決めてくれなかったんだろう。
あたしはそんなに暇なヤツに思えたのだろうか。
あたしにだってそれなりに予定というものはあるんだけど。
ちょっとモヤモヤとした気持ちが胸の奥でシコリとなって蹲っている。
「連絡はメールでって言ってたから、星野くんは予定があるんだとばかり思ってたけど、そうじゃなかったんだね」
「いや、予定というか、即決出来ない理由はあったけど、なんかもうそれもいっか、って思えたから……」
首の後ろをポリポリと掻く星野くん。
その様子がちょっと気まずそうに見えるのは、あたしがムッとした事に気付いたからなのかな?
「古柳と、遊びに行くのか?」
「えっ?」
隣に立つ星野くんに顔を向けたら、彼には顔を背けられてしまった。
「ほら、前に遊ぶって話してたろ?」
ああ、そうそう。してるしてる。
星野くんがなかなか予定立ててくれないから、今週は無理かもって話になってるんだけど。
でも、星野くんと映画行くのが土曜日なら、日曜日に予定入れれるかも。



