「あれー? 真依子が部活に顔出すなんて珍しいじゃん」


久しぶりの部活。

最近寒くて運動する気になれはかったんだけど、ちょっとお腹周りや脚のお肉が気になるところだから、ダイエットも兼ねてやって来た。


「まぁ、たまには顔出さないとなーって思って」

「真依子はほんとユーレイ部員だもんね。部活出てるの見る方が珍しいくらいだもん」

「まぁねー。真実(まみ)、ちょっとウォーミングアップ終わったら打ち合い付き合ってよ」

「オッケー」


中学の時からバド部のあたしとは違って、真実は高校からバドミントンを始めたらしい。

あたしは正直、中学の部活が過酷すぎたから高校では軽くやる事に決めてたんだけど、軽くどころか全然顔出さなくなってた。