「サッカー部って今日も朝練あったの?」
「あるある。だから喉が乾くんだよ」
「ふーん、サッカー部は忙しいんだね」
「そういうバド部も忙しいでしょ?」
「バド部は朝練とか無いよ。試合前にちょっとあるくらいかな。そもそもあたしはあんまり部活出てないし」
「そーなんだ? まぁ、ゆるいもんね。特にバド部の顧問」
「そーそー」
古柳くんはとうとうジュースを飲みきった。パックの口を開けて最後の一滴までストローで飲み干す。
ズズズ、という音が聞こえたところで、紙パックを綺麗に小さく折りたたんでいった。
「じゃあ結構暇してる? 俺部活無い日って暇でさ。普段サッカーばっかしてるから、次部活が休みの日どっか付き合ってよ?」
「どっかって、どこに?」
「それはまぁ、おいおい考える系?」
疑問形で答えつつ、古柳くんは爽やかに笑った。
「マジでインドアだから俺、たまには外でないとって思うんだよね」
なんか意外だ。
古柳くんはサッカー部の爽やか君。サッカーっていうのが余計上乗せしてるのか、アウトドアなイメージなんだけどな。
「ふーん。でもさ、次の休みっていつなの?」
そう聞いた瞬間だった。



