「浮田って……古柳と付き合ってんのか?」
投げつけるようにして、言い放たれたその言葉に、一瞬あたしの体は固まった。
はっ? なんで?
だって星野くんは知ってるよね? あたしと古柳くんが付き合ってないって知ってるでしょ?
じゃなきゃ、土曜日一緒に出かけたりなんてしないでしょ。
あたしの事、そんな尻軽なヤツだとでも思ってるわけ?
「星野くんこそ、女バスの子と付き合ってるんだって?」
やられたらやり返す。だって、あたしだって知ってるんだからね。
そう思って言ったのに、星野くんってば驚きすぎて、瞳がまん丸になるまで見開かれてた。
「……なんで、知ってんの?」
その言葉はナイフの様にあたしの心臓を突き刺した。
一気に冷静さを取り戻し、あたしは血の気が引いていくのを感じた。
ああ、やっぱり。
あの噂は、本当だったんだ……。



