「やっときたきたー! 風邪なおったのー? 」 「おはよー。この度は大変なご心配をおかけしました」 いつもと変わらない文乃と純輔に、わたしはわざと丁寧口調にして頭を下げた。 そして智香とは……。 多分、智香も同じような気持ちなんだと思う。 お互いがどんな顔をしていいのかわからずに目を合わせることができなかった。 そしてここに健太郎くんの姿はない。 熱が上がったり下がったりで。 結局、バレンタインのあの日から3日も学校を休んでしまった。