「あーーー疲れた。休憩しよ」 途中で日和が座り込む。 「はぁ?早くね?衰えたなー」 「なによー」 すねる日和。 しょうがねぇ。 「ほら、」 俺は座り込む日和の前に背を向けてしゃがんだ。 「え?」 「行くぞ、暗くなる前に」 「え、嘘でしょ」 「なんの嘘だよ。ほら」 おんぶってやつだ。 日和は恥ずかしがりながらも俺におぶさった。 軽かった。相変わらず痩せ型だ。 「太った?」 冗談でからかう。 「もーうるさい!」 日和は笑いながら俺を叩く。 あの頃に戻ったようで懐かしかった。