ふと時計を見ると… 「5時…」 あと10分で日和が死んでしまう。 早く…覚悟を決めないと… 決断しないと… 俺は立ち上がった。 「健太郎。俺はお前に感謝してる。今までもこれからも。 俺はずっとお前といるよ。ずっと」 俺は真剣な目をして言った。 しかし、 「何言ってんだよ、気味悪いぞ?」 健太郎は相変わらず呑気に笑っていた。 そんな健太郎を微笑ましくも感じた。