おばあさんの家を出る頃には日は沈みかけていた。 5時過ぎになっていた。 「知りたいことは全て知ることができたかい?」 「はい…ありがとうございます…」 「気をつけてね」 礼を言って家をあとにする。 駅に向かって歩いた。 今までの日々は比にならないくらい、絶望していたのは話を聞いてからだ。 その話というのが…