「どうしたの?」 健太郎が日和の横に来て俺を見下ろす。 「なんか今起きてからずっと放心状態でさー」 …… 「卓?」 健太郎が俺を覗き込む。 その瞬間、俺は勢いよく立ち上がって健太郎の両肩を掴んだ。 「今日…!今日、何月何日!?」 「ど、どうしたんだよ… 今日は5月14日だけど…」 健太郎の答えに、俺は固まった。 寒気がした。