君と僕の白昼夢



「卓、起きて」


8回目の今日が来た。


「………」

「卓~」

「んー…」


あーーー。


ダメだ。ダメだった。

無駄だった。

結局日和を守れなかった。


もう8回目だ。

「卓、眠いの?」

「眠くないよ」

俺は顔を上げて日和を見た。

ここにいるのに。

日和は、いるのに。

生きてるのに、死んだ。

死んだのに生きている。


もう何を試してもダメなのかもしれない。


何処へ言っても何をしても日和は死ぬじゃないか。

行くところなんてもう無いし…。