海へ響く声


絶望


ただ。


その一言しかなかった。



私は必死で逃げた。



大好きな海に向かって走った。



ーザザーンー


…毎日。辛いこと。悲しいこと。全部。この崖の上で、海に流してきた。


…だけど。


「…もう…無理…」


「…ゔぅっ。ゔぁっ…あ"ぁっ…ゔぁぁぁぁぁぁ」



…もう…耐え切れなかった…。


私には、生きる意味なんてない…。



「…ひっ…く…。ゔぅ…。せめて…大好きな…海と一緒に…」


崖の淵に立つ。