先輩と数センチ。 至近距離で目が合う。 胸が気持ち悪いくらいに高鳴っていく。 「好きだよ、紬。」 はっきりとした声で言った。 とても驚いた。 正直、どうしたらいいのかわからなかった。 顔が熱い・・。 ”好き” この感情にどうして気づいていなかったんだろうか。 私は先輩に出会ったその日から、もう遠いあの日から 私は先輩のことが 唯月くんのことが 好きだったんだ。