紬ぎ、紡がれ、君に恋して。



教室に戻ろうとしたとき、腕を誰かに引っ張られた。






「えっ、秋月先輩・・・?と七瀬先輩・・・?」



思わぬメンツに思わず動揺してしまう。


前の件はたまたまだったからあまり驚きはしなかったけど、こういうときに限ってこのお二人が私を誘うことなんてカツアゲ以外に何もないと思う。






夏希を探したけれど、もう教室内にはいなかった。




「イケメンお二人に囲まれちゃって、鈴宮さんやるじゃーん。あ、カギ置いとくからカギ閉めといてね☆」
部長が何やらわけのわからないことを言って教室を出ていった。

そして、この教室には3人しかいなくなってしまった。





「ねえ、放課後の部活終わり空いてる?」




「・・・・空いてますけど・・。」



胸が高鳴る。やっぱりなんか悪いことしたかな・・?


すると秋月先輩は微笑んだ。



「よかったぁー。じゃあさ、部活終わったらあの公園来てくれない?俺らの自主練に付き合ってほしいんだよね。」


そして七瀬先輩も口を挟む。


「こういうのって自分たちでしてても上手くならないような気がしてさ。見てもらってたほうが欠点とか見えてくるし。別に嫌なら強制はしないけど・・・大丈夫?」



「は、はい・・私でよければ!」


「もう一人のマネの子にも言おうと思ったけどいなかったから伝えておいて。」


「わかりました!聞いておきますね!」



うそ、あの二人のサッカー姿を見ることができるなんて!!



予想外の展開でさらに胸が高鳴った。